女友達が人妻になる前に
【月見ハク・著】高校時代から想い続けてきた女友達の由香が、まもなく別の男の妻になる──二十四歳の良平は、三年ぶりに再会した彼女と突発的に「熱海」に向かう。海辺の温泉宿、湯上がりの浴衣姿、濡れた黒髪、赤いピアス。友達だったはずの由香が、目の前で艶めいていく。「今日で地球が滅びるらしいよ」「そんなの絶対やだ。でも……最後まであがくよ、私」降り始めた雪を見つめながら、長年胸にしまい込んできた想いがお互いに溢れる。何年もの想いを溶かすような口づけ。腕の中で、いつも強気だった由香が見せる、思いがけないほど柔らかな表情。お互いが距離を測りながら徐々に激しく蕩ける夜を過ごした二人は、翌朝にはまた昔のように笑い……けれど、友達という言葉だけではもう片づけられない。東京駅で背を向けて歩き出す由香。雪には始まりも終わりもない。それなら、この恋も──澄んだ恋情が、切なく刺さる『艶想』第4號掲載、純愛官能傑作!
薔薇の庭
【うかみ綾乃・著】六年ぶりに帰ってきた軽井沢の別荘。養父母に育てられた基紀を迎えたのは、義兄・李一と、その妻・里砂だった。庭に咲く薔薇──ロサ・ダマスケナは、幼い基紀に初めて「自分を見てくれる人」李一の記憶そのものだった。「ここの庭、おまえにまかせたいんだよ」庭を弄るうち、基紀の胸の奥に封じ込めてきた想いもまた、棘を伸ばしていく。夜ごと義兄夫婦の寝室を盗み聞き、自らを傷つけることでしか鎮められなかった禁じられた欲望……李一が留守のある夜、里砂は自らの過去を告白する。「一度でもいいから、欲しがられたい」傷を抱えた女と、傷を刻み続けてきた男。互いの孤独に触れた瞬間、薔薇の棘は、これまでとは違う意味を持ちはじめ、誰にも言えない夜の中で、互いの傷を確かめるように身を寄せていく──欲望なのか、救済なのか。義兄姉との間に生まれてしまったあまりにも危うい絆を描いた、『艶想』第3號掲載、激情の短編!!
元カノが乱れたあの夜
【津村しおり・著】かつて恋人だった賢人とほのか。ともに芸能界で夢を追いながら、ある“幸運を呼ぶ秘具”の噂をめぐって別れた二人だった。ところが一年後、秘密のパーティ空間で賢人の前に現れたほのかは、いまや人気女優。かつて知っていた女とは違う、妖しい色香を漂わせていた。「ほのか……本当に、君なのか」再会した瞬間、忘れたはずの記憶が蘇る。間近に感じる体温、ふと触れ合う指先、こちらを見つめる潤んだ瞳──。昔の恋情と、いま目の前にいる女への欲望が、賢人の胸の中で絡み合う。「私は夢をつかむためなら、なんだってする」──夢を叶えるためなら、何も恐れない。そう言い切ったほのかは、いったい何を手に入れ、何を失ったのか。ヤトとマシが、そのパーティに参加して“秘具”を回収して収めようとするのだが、すでに終わったはずの恋が、もっとも危険な形でもう一度動き始めていて──『艶想』第3号掲載、超常官能物語、第二弾!!
指先の記憶
【深志美由紀・著】「キスするのはこっちにお願いします」奏馬は依都子の腕を引き、自らの足の間へと引き倒す。
別に、恋人ごっこをしに来たわけではないのだ。「え、あ、あの。いきなり……?」──奏馬は幼い頃に憧れていたピアノ講師、依都子の義理の息子である穂高を虐めていた。穂高を餌に依都子を好きにしようというのだ。白い肌、繊細な指が、いまでも目の裏にちらついている。手に入らないものを追い続けるくらいなら、いっそ全て壊してしまう方が楽なのではないか──あの頃のままの依都子の肌、指先。勢いよく白濁を迸らせると、奏馬はさらなる淫計を図る。翌日、四人の同級生を、依都子の部屋に引き入れ、追い打ちをかけたのだ。「そ、奏馬君。マジでこれ、良いの……?」ガキが代わるがわる依都子の全穴を朝まで穢したとき、悪鬼の思考が奏馬を支配して……未熟な恋情が、際限のない獣欲を呼び覚ます、『艶想』第3号掲載、悪魔的淫虐の物語!
愛欲の輪廻
【伊吹功二・著】四十五歳の銀行員・静雄には、どうしても気になる女がいた。部下の杏花──切れ長の瞳と艶やかな唇を持つ、二十九歳の美しい独身女性。ある夜、彼女をマンションまで送り届けた静雄は、漂う香水の残り香に心を乱されながらも、あと一歩を踏み出せずに別れてしまう。そんな彼に、奇妙なタクシー運転手が囁く。「やり直せますよ。どうします?」……誘惑に抗えず過去へ戻った静雄を迎えたのは、杏花の熱を帯びた眼差しだった。キスを交わした瞬間、上司と部下という関係を覆い隠していた理性が、音を立てて崩れていく。職場では決して見せない女の顔。触れれば触れるほど深まる欲望。静雄はついに、胸の奥で長く眠らせていた情欲に身を委ねる。だが、過去を変えて得た幸福には、必ず代償がある──愛した女、欲望、後悔。そして、幸福の代償。すべてを失った男が最後に願うのは──『艶想』第3号掲載、「世にも奇妙」な官能短編!!
踏んだり蹴ったり
【乃村寧音・著】不倫の代償で仕事も自信も失い、ひとり酒に沈む二十七歳の保育士・美奈。ある夜、彼女の前に現れたのは、電車で遭遇した痴漢を追いかけてくれた男・スガワラだった。かつての不倫相手にどこか似たその男は、美奈が痴漢の足をヒールで思い切り踏みつけた姿に惹かれたのだという。そして彼が口にした、思いもよらない願い──「俺を踏んでください」。痴漢ごっこという秘密の遊戯から始まる二人の関係は、電車の揺れと密着した身体の熱のなかで、次第に危うい快楽へと変わっていく。踏むことで怒りをぶつけ、踏まれることで悦ぶ男。やがて美奈は、彼の顔に重ねていた「嘘つきな男」への憎しみをむき出しにし、蹴り、殴り、泣き、そして自らの欲望まで解き放つ。危険で甘美な「踏んだり蹴ったり」の夜……その先に待つのは、再生か、それともさらなる堕落なのか──『艶想』第3號掲載、嗜虐と被虐の交錯を描き出す、全開の寧音ワールド!
月夜の誘惑
【香坂燈也・著】「わたしの匂い……嫌じゃないんですか?」それは彼女にとって、男に愛されることを恐れるほどのコンプレックスだった。仕事帰りの新幹線で、偶然隣り合わせた四十代の男と、ひとりの若い女。ただの移動途中の出会いにすぎなかったはずが、彼女の足元から漂ってきた、香水でも柔軟剤でもない、生身の女だけが持つ匂いが、男の理性を静かに、そして確実に溶かしていく──昔日の恋人に拒まれた記憶を抱えながら、自分の獣香に欲情する目の前の男に惹かれてしまう女。男もまた、自分自身さえ知らなかった欲望に抗えない……座席についたまま濃密で禁忌の時間を共有したあと、二人は新横浜で列車を降りる。タクシーで向かう先はラブホテル──。羞恥なのか、誘惑なのか。嫌われるはずだった「匂い」が、なぜこの男には、これほど甘美なのか。「匂い」が抗いがたい魅力へと変わる、倒錯の恋物語──『艶想』第3号掲載、フェティッシュ傑作!!
体育館は残響に沈む
【津村しおり・著】「いくらなんでも廊下はまずいですって」「教室で、生徒の机の上でしようか」「それはもっとよくない……です」うっ、と声が漏れた。常盤の指先は真島の欲望を掘り起こした……常盤と助手の真島は、科学的には解決しようのないある種、不可解な事象を解決する専門家だった。常盤の怪異解決方法はシンプル極まりない。怪異が起こっている場所で、常盤と真島が情を交わす。それだけなのだ。いや、常盤にとって助手は、心と身体にピッタリと一致することが重要なのだが。そして、常盤は、人魚の肉を食べて不老不死となった、八百比丘尼だった。「はふっ……はんっ……いい……いいっ」真島はテンポを速めた。愉悦が高まり、背筋に波が押し寄せる。開いた常盤の股間からは、とめどなく蜜が溢れた──エッチな怪異解決コンビが、体育館に怪しい音が鳴り響く私立高校の、封じられた罪と真実を暴く第一弾、『艶想』第2號掲載、陰と陽の超常物語!!
スケ番ぶるうす
【香坂燈也・著】「男のくせに、のろまだね」耳をくすぐる低い声にぞっとした。「あうっ、なんだ」背後に回っていた竜子が破れたシャツの襟を引っ張る。上半身を剥かれ、バランスを失った健司は体育マットに頭から倒れ込んだ……その日もいいオモチャにされていた老舗旅館の一人娘、お嬢様育ちの和美を助けるために、幼馴染で生徒会長の健司は必死に頼んでみたのだったが、退屈するスケ番たちは簡単に解き放ってはくれない。格闘技仕込みの蹴りだけではなく、カミソリ、火の点いた煙草、コーラ瓶。そうした小道具が、淫虐な責め具と化してふたりを苛む。竜子は女も男も「従わせる」ことになんの躊躇いもなかった。──昭和四十年代末。学校を裏で支配する女番長グループから抜けようとした幼なじみの同級生を真面目な生徒会長が救おうと尽力するが、女番長の責めは想像を超えて苛烈だった──『艶想』第2號掲載、甘く苦いノスタルジック淫蕩短編!
私のいちばん気持ちよかったあの日
【内藤みか・著】「どこに行くの?」「もうすぐ着くよ」彼が私を連れ込んだのは、入江の奥にある黒っぽい壁のように立ちはだかっている大きな岩のその裏側だった。「怖くないの?」「大丈夫だよ」彼は私を振り返って微笑んだ……美しい思い出が心の中に甦り、胸がいっぱいになる。ひとりごとのように話してもいいのだけれど、誰かに聞いてもらいたかった。だから、AIをオンにしていた。ゴーグルの視野いっぱいに、夜の静かな海が現れる……目を閉じ、私は今夜も遠いあの日の快感を辿る。彼の指は胸から下腹部へと移り、私はそれを迎え入れるために、ゆっくりと脚を開く。そして腰を少し浮かせて、指が私のいちばんいいところに当たるようにする──あの日、海辺の岩場の陰のボートの中で、月明かりの下で、私の体は真っ白に輝いていた。何歳になっても忘れられない、いちばん気持ちよかったあの日をリピートする幻想物語──『艶想』第2号掲載短編!!
蕩ける素顔
【紫月ルイカ・著】秘唇の合間で怖いほど膨れ上がった突起を男の硬質な指先が弾いた瞬間、腰の奥に電流が走った。そのすぐ近い場所に溜まっていた水流が、マグマとなって押し寄せる。大きなうねりが奥底から湧き上がる。宙吊りの私の、もっと恥ずかしいところを見て欲しい……育児に疲れ、マイペースな夫に精神を病みかけていた琴子は、個室トイレで酔った自分が勢いよく放尿するシーンをジッと見つめられるという異様なキッカケで元職場のデザイナー霧矢と密会を重ねるようになった。霧矢の部屋で、徐々に熱を帯び始める琴子によぎるのは排尿しながらイきそうになってしまった自分──育児も家庭生活も上手くこなせない自分でも、この男にいっそ恥辱的なまでの姿を晒すことで、はじめて存在が許されるのではないか……心に渦巻いていた感情を一気に解放するとき、押さえていた「女」を取り戻す。快楽と淫楽の先にある魂の救済を描き出す書下ろし短編!!
美しい春
【野々原いちご・著】「僕は上手にあなたを楽にさせてあげられると思います」DMにはたったそれだけが書かれていた。アカウントには「困っている方の手助けがしたいです」とだけある。殺しはしたことがないのかもしれないし、殺しをしたことがあるのかもしれない。けれど、美月はなんとなくこの人に頼んでみようと思った……退屈で、代り映えのしない毎日を生きる美月の願いは、いつしか人生を終わらせることになっていた。SNSで知り合った佐野に殺害を依頼するが、犯罪を犯す彼に、せめて何か恩返しをしておきたい。思いは予想外の展開を呼びおこす。美月から差し出せるものは身体しかないからだ。美月は佐野から与えられる快感に翻弄されながら、どうにか自我を保とうとする。気を抜いてしまえば、心ごと持って行かれそうだった。果たしてこれはお礼になるのだろうか──流れ込む体液に思わず「生」を実感する、『艶想』第1号掲載、生と性の物語!!
姉弟を喰らう
【香坂燈也・著】「出したいんでしょう? がまんしないで。わたしだって恥ずかしいんだから」姉が弟を手で追い詰める。口調は年の離れた姉らしくぶっきらぼうだが、目は潤み、唇は唾液で濡れている。弟の感触に興奮しているのは明らかだ……突然の事故で両親を亡くした二十代後半の結華は、六十前の両親と旧知の男、明彦の三番目の妻となることで救われた。そして、その家には、一回り年下の弟の陽樹と飼い犬も一緒に引き取られていた。明彦をよそに起きた姉弟の間違いは、たちまち陽樹の「癖」となり、結華はそれに当惑しながらも応えていた。が、明彦は偽りの出張の夜、秘戯中の姉弟に罠を仕掛ける──若妻とその実弟による禁断の行為を目撃した夫は姉弟を拘束して責める。もともとが嗜虐癖の旺盛な男の奸計に嵌った姉弟。吊、枷、首輪、革紐、強制口淫。そして男が最後に選んだのは義弟の禁穴だった──『艶想』第1號掲載淫虐短編! 完全版!!
わたしのリビドー先生
【乃村寧音・著】「生意気ね。お仕置きだって言ったでしょう? 祐介がして欲しいことをするのはお仕置きにならないじゃない。でも、そうねえ……そんなに言うなら、これに頑張ってもらいましょうか」わたしはベッド下に用意しておいた電動のオナホールを取り出した……二十一歳の大学生、美緒にはS女として目覚めたきっかけがあった。小学校の高学年、体育用具室でしゃがんでいた教育実習のお兄さんに友人数人と縄跳びの縄を、次から次へと上からかけたのだ。縄と先生……縄と先生……。楽しくて、愉しくて、いつしかそのシーンは美緒を性的に支配した──SNSで知り合ったM男の祐介とは月に数回、美緒の住むマンションでプレイを楽しんでいる。プレイは会う前から始まる。オナ禁、毎晩の報告義務。先にマンションに着いている裕介の行動の隠し撮り──その日、美緒の下着をあさっていた裕介にはキツイお仕置きが……。『艶想』第1号掲載短編!!
Over the selfie(『配信遊戯』英語版)
【沙布らぶ・著】“Wow…yours is awesome, entangled with mine tightly and stimulatingly. After all, are you excited to be seen by others?” “Yeah, it feels so good to be gazed by unknown people when I am making love.” When my boyfriend Masato told me about marriage, I couldn’t immediately feel joy. Maybe today is the last streaming day. I had better quit… I had a secret sexual preference. While dating Masato, I secretly streamed my nasty behaviors from a studio room of the apartment. Chika, who had developed an abnormal pleasure in being ‘watched’ on a selfie streaming, have to give up that moment when I get married. Chika, who already had a reputation as a stream queen in adult contents, had a passionate fan called himself M. A short story of lewd pleasure
liberating feeling of exposing yourself!
Innocent Flame in Nara(『お松明』英語版)
【うかみ綾乃・著】At Haruka’s grave in Nara, I was approached by her younger sister, Misaki, who has just turned 30. Instead of returning to Tokyo immediately, I was invited to see the Omizutori ceremony at the Nigatsudo Hall of Todaiji Temple, and as I heads there, a memory of the only a night affair crossed my mind, a mistake made with Misaki while Haruka was still alive. On that night, she guided my hand under her skirt…Misaki once again pulled up her coat in the midst of the Otaimatsu crowd. She grabbed my wrist then pulled me toward inside her coat, the back of my hand was pressed against her thigh on pantyhose. Felt irritated and confused, I turned my hand inside her skirt and inserted my fingers into her inner thigh. Parting the bulge of her closed thighs, slipping my fingers into her groin, the two of them saw the past and future, sin and punishment beyond the crimson glow of the torches. It was said that its flames would burn away people’s worldly desires and karma. A night of fiery hot passion, with flames running and sparks flying up, then eventually emptiness, was expressed layered with the majestic Nigatsudo Hall and Otaimatsu torches. This is the author’s masterpiece short story!
Tokyo Jealous Girl(『ご主人様の時間』英語版)
【深志美由紀・著】“Whew…Ugh, ugh.” With a rotor stimulating her sensitive zone from the inside, Seri was forced to walk in a park at night as ordered by her master. The moment I crouched down in shame, the master hugged me from behind. I was sixteen years old when I first met Mr. Shimizu. Since then, our relationship has been continuing and I have experienced various sexual services even now at the age of nineteen and a student of women’s college. I did not hate the sexual behavior I was forced to do. It felt good to obey his orders. It made me feel secure and embraced. However, I was not his lover or anything, I was just a slave. One day, Seri secretly peeked at Shimizu’s family smiling happily in front of the station where his company was located…
奥澤さん、弾けないの 6 ── 童貞
【乃村寧音・著】「もう……じれったいんだから……。ねえ……義彦は童貞なのよね。何もかも初めての赤ちゃんなのよね……? だったら今日はママのいうことをよく聞かなくちゃ。ほら、おっぱいだよ……」そう言いながら、義彦の顔にぺたりと……乳房を押し付けた。そのまま頭の後ろに手を回し、抱きしめる……残り少ない日本滞在のある日、シャワーを浴びる友梨佳をこっそり覗いていたのは木皿だった。奥澤さんの義理の兄、わけありの人生を歩んできた六十六歳の執事は童貞だった──『最高に気持ちいい初めて』を彼に贈ってあげるために、いつも以上に友梨佳は周到に責めを準備する。日本滞在の真の目的、奥澤さんの十三回忌のあとで、親族を前に一曲を演奏し終わると、そこには生まれてすぐに生き別れていた娘の美音が居て……木皿をパンコキですりすりと感じさせ、濡れまみれるお互いの絶頂の向こうで過去と未来が交錯する爽やかな感動の大団円!!
Can’t Play It without You, Mr. Okuzawa ― 1 Piano Room ―(『奥澤さん、弾けないの 1 ─ ピアノルーム ─』英語版)
【乃村寧音・著】”Sorry. As I told you about my sex drive, it is a kind of abnormal I like to play. Why don’t you leave it to me today?” Yurika, who is 38 years old and single, is a classical pianist living in Paris. When I returned to Japan after a long absence, my schedule was packed with recitals and open classes at music colleges in Japan, and a big “event” awaited me at the end. I practiced playing the piano in the piano room of the luxury hotel. I could not concentrate on the practice, then I strolled around an underground arcade of this hotel. While wandering around the shops, a young man, Yoshiki, caught my eyes. He really looked like Mr. Okuzawa, an older and special person, whom I had an intimate relationship long time ago. This hotel was the place full of Mr. Okuzawa’s memories. The sweet and sour memories made my heart ache. I got a reason why I could not play the piano just while ago. I decided to pick him up, and then stroked and licked around his cock, inserted my tongue into the glans to scrape precum. Can’t stop being kinky as my favorite hobby. The act of her horny story is about to start!!
妄想ファンタジスタ
【草凪優・著】きっとこれは恋なのだろう、と気づくのにそれほど時間はかからなかった。恋なら成就させなければならない。ひとまわり年上のキャリアウーマンを落とせる自信はなかったが、僕は告白するための計画をじっくりと練りあげることにした……マネキンとあだ名されるほどの美人でプロモーション抜群、けれどちょっと冷たい雰囲気の乃々先輩。ある日、会社で同じ課に勤める彼女が、大人のおもちゃ屋に入っていく姿を見かけ、妄想が暴走しだす。彼女はいま自分を禍々しいモノで慰めている、欲望にまみれた獣の牝。日ごとギャップ萌えは募っていき──大卒一年目の社会人の僕が嵌まり込む、天才的思い込み……2013年、小説「すばる」発表のトランス短編!
【著者略歴】
草凪優(くさなぎ ゆう) ─ 1967年生まれ。「この文庫がすごい!2005年版」で『桃色リクルートガール』(双葉文庫)が官能文庫大賞を受賞、「この文庫がすごい!2010年版」では官能文庫大賞と金賞を同時受賞。2014年に「21世紀最強の官能小説大賞」で『どうしようもない恋の唄』(祥伝社文庫)が金賞、18年「裏八重洲本大賞」受賞。「性と生」を描き、女性読者も涙を誘われるほどに、絶大な人気と実力を誇る官能文藝の旗手。
悪名
【草凪優・著】食品系商社の経理部に勤める三十路のわたしには、暴食の日があった。牛丼の大盛りとカレーの大盛り、生卵二個。午前零時過ぎの牛丼屋で、周囲の男たちの目をひくオーダー。女が牛丼を食べてなにが悪い、と胸底で吐き捨てる……美人の部類に入るわたしには、愛し合うことは素晴らしいことだと信じていた日々があった。そして自分が純真だと疑わないまま、ふたりの男を愛した。ひとりは会社の先輩。もうひとりは彼の学生時代の友人。そして三カ月後、二股は彼らの話し合いのすえ暴きたてられた。誰にでも股を開くセックス中毒、ただの淫乱。悪名は社内に蔓延した。二日続きの暴食のカウンターの向こうに、その悪名を知りながらわたしをデートに誘った新入社員が座って──真っすぐな心を思い出す、2013年、小説「すばる」発表の快癒短編!
【著者略歴】
草凪優(くさなぎ ゆう) ─ 1967年生まれ。「この文庫がすごい!2005年版」で『桃色リクルートガール』(双葉文庫)が官能文庫大賞を受賞、「この文庫がすごい!2010年版」では官能文庫大賞と金賞を同時受賞。2014年に「21世紀最強の官能小説大賞」で『どうしようもない恋の唄』(祥伝社文庫)が金賞、18年「裏八重洲本大賞」受賞。「性と生」を描き、女性読者も涙を誘われるほどに、絶大な人気と実力を誇る官能文藝の旗手。
奥澤さん、弾けないの 5 ── カップル
【乃村寧音・著】音楽誌の対談で会ったのは大学の一年後輩の伸樹。彼はイタリアへ留学し、有名な国際コンクールで二位になり、そこから快進撃。いまではアニメの主題歌まで歌っているテノール歌手だった。海外で活躍する音楽家ふたりの対談が、それぞれの帰国に合わせて組まれたのだ。そして友梨佳はかつて伸樹と一度だけ寝たことがあった。対談の二時間後、ホテルの部屋にいた……「だ、だって友梨佳さんが、こんなことするから。あっあっあぁぁぁっ、それはやめてぇ」旧交を温めることなく、いつものように動けなくして、男の急所を責める。しばらくして趣向をかえ、首輪に赤いリードをつけてホテルの廊下へ伸樹連れ出すと、廊下の角を曲がったところで、カップルに出会った──微睡の中、奥澤さんとの在りし日のプレイが脳裏をかすめ、モヤモヤとする淫情の靄を振り払うように、より激しさを増していく友梨佳のハプニング的祝祭の時間、第五弾!!
奥澤さん、弾けないの 4 ── 指揮者
【乃村寧音・著】「だってこうしないと、アドリアンすぐにイッちゃいそうなんだもの。精液を出せないようにしておかないとね」軽く扱いてやっただけで、指先の間に我慢汁が滲んで来る。あまり刺激し続けると、あっという間にイってしまいそうだ。細めの綿ロープを取り出すと、アドリアンのペニスの根元をきゅっと縛った……アドリアン・レヴァンドフスキは巨匠と呼ばれる初老の指揮者だ。最初に友梨佳がヨーロッパでコンチェルトデビューをしたときの、大恩あるマエストロでもある。そして奥澤さんの旧友でもあったのだ。十二年前の「約束」を果たすために、東京の著名なクラシック専用ホールで、四日後に共演する彼女の前に現れ──右手で竿を握り、左手で玉袋を揉みながらペロペロと舐め回し、唇で竿を擦りながら上下した。続けると、ねっとりとした汁が大量に溢れ出し、ぎちぎちに……奥へ奥へと分身を飲み込んでいく、友梨佳の特別リハーサル!!
お松明
【うかみ綾乃・著】奈良にある遥香の墓前で沢村に声をかけてきたのは三十を越えたばかりのその妹、美咲だった。東京へすぐには帰らず、東大寺・二月堂の「お水取り」に誘われるまま向かう時、遥香の生前、美咲と一度だけおかした過ちの夜が頭をよぎる。あの時、握られた手が、スカートの下へ導かれ……お松明の群衆の中で、再び、美咲が自身のコートをたくし上げた。つかまれた手首ごと引き寄せられ、ストッキングをまとった太腿に、手の甲が押し当てられる。苛立ちと戸惑い。沢村はスカートの中で手の甲を返し、内腿に指を挿し込む。閉じた腿のふくらみを割り、付け根に指を潜り込ませ──炎が人々の煩悩を燃やし、業を焼き尽くすといわれるお松明の紅蓮の向こうにふたりが見た過去と未来、罪と罰。爛れるほどに熱い激情の一夜を、炎が走り、火の粉を舞い散らし、やがて虚しくなろうとも、勇壮な二月堂・お松明に重ねて描き出す。著者最高傑作短編!!