母は女教師
【高竜也・著】東京都出身。高校卒業後、電電公社勤務。サラリーマン生活を辞め早稲田大学一文演劇科入学。卒業後、池田正一の筆名で日活ロマンポルノの脚本を多数執筆。フランス書院文庫創刊時以来、官能小説作家に。「相姦の語り部」と…
緋の館
【藍川京・著】「わたしのこと、好き? 本当のことを言って。そうでないと、何も答えられないの……」──上司につれられた城ノ原財閥のお屋敷で、橘洸介は十六歳になったばかりの妖子と引き合わされる。彼女に惹かれる己を自覚しながら…
歔き紅の女
【藍川京・著】「後ろに入れられるときは息を吐くのよ……」排泄器官でしかないと思っていたアヌスをいたぶられようとしているのに、そう言われ、美希は切ないような感覚に襲われた。諦めというより、この妖しさを感受したいという否定し…
浅草でやろう!
【沢里裕二・著】売掛金一億の回収の目途がつかなくなったホストの村上淳一は、歌舞伎町から消える。早朝のタクシーに乗って、ひとまず落ち着くことに決めた先は、誰にも語ってこなかった土地勘のある浅草だ。新宿からの追手もおいそれと…
二年A組泣き虫先生〔完本〕
【橘真児・著】亜紀夫は成績も運動も容姿も振るわない、県立進学校の新二年生男子。面倒事を引き受ける役回りの彼には、一年生のときから密かに思いを寄せる同級生の女子、めぐみがいた。クラス委員長をさっそく押し付けられて、いつもの…
二年A組泣き虫先生〔上〕
【橘真児・著】「せ、先生。出ますッ」「いいわよ。いっぱい出しなさい」しごきたてる動作が激しくなる。嚢袋も揉まれ、たちまちめくるめく瞬間が──亜紀夫は土岐峰高校の二年生。成績は中程、運動も容姿も振るわない。頼まれると断れな…
二年A組泣き虫先生〔中〕
【橘真児・著】「何をするんですか!?」「だって、あなたはまだでしょう?」ベルトをはずし、前を開きながら京華が告げる。「わたくしも、お口でいたしますわ」──ふたりきりの生徒会室で、三年生で現生徒会長の京華が、亜紀夫の絶頂ク…
二年A組泣き虫先生〔下〕
【橘真児・著】「亜紀夫君の大きくなってる」めぐみは意を決したように見あげ、「わたし、もっといっぱい亜紀夫君を感じたいの……からだ全部で──」濡れた眼差しで訴えた。「ね、亜紀夫君のこれ、今日こそわたしにちょうだい」──亜紀…
幸福論
【逢見るい・著】あの女ができなかったことも、あの女がしてくれなかったことも、わたしが全部、シテあげている。わたしの乳房に挟まれた熱が、さっきよりもより熱く感じる──いじめられっ子だった奈々には昔から憧れていた幼馴染の大輔…
モンブランを買う男
【うかみ綾乃・著】永浦は身を横向きにして、涎でぬらついた玲子の頬を優しく撫でてくる。「おまえの中で、イキたい」その言葉がじんと、胸を蕩かす──三年前流れ着いた倉庫街のコンビニで働く玲子の前に、ある日突然現れた男、永浦は倉…
絵草紙屋善右衛門─義賊振り袖小僧
【越後屋・著】お前ぇ、もしかして、生娘なのか?──悪から奪い、庶民に投げ銭する振り袖小僧は神出鬼没、江戸市中ではなかなかの人気だった。奉行所ではやっきになってこの女を追っているが、誰にも捕まえられない。女鼠小僧などと呼ば…
絵草紙屋善右衛門─乱菊小袖の女
【越後屋・著】反物のこの柄の艶やかさと品の良さに打ち勝つには、着る側の女にもそれ相応の華と品が無くてはならない──紀州屋の頼みは、この反物を纏った女を描いて欲しいというものだった。昨今、市中で人気の危な絵に載せて評判を取…
絵草紙屋善右衛門─女郎蜘蛛の女
【越後屋・著】ほれ、姫貝の中から淫水が溢れ出してきた。こんな痛い目ぇに遭いながら股間を濡らすとは、お前はほんにいやらしい女子やなあ──仕上げの墨を入れられている美貌の女侠客、お蝶を眺めながら男が言葉をかける。痛みは、とう…
ひたむきな、恋
【水戸けい・著】私の処女を貫いたのは、愛する夫ではなく、彼の息子だった──大学卒業直後の仕事も続かず、家に居場所もなくなった真理子の前に、突然あらわれたのは、とうに現役を引退、先妻とも死別した高齢の男・正太郎だった。倍以…
もう、咲くころ
【水戸けい・著】石塚晶子は道端で見掛けた若い男の腕に抱かれる想像をして満たされぬ自分を慰めていた。優しく完璧な夫を裏切る気持ちはない、ただ妄想したいだけ──。そんな中、晶子は娘と同じ保育園に息子を通わせる母親のひとり、田…
悦楽クリニック!
【滝川杏奴・著】男の人たちはこういう所で心の服を脱ぎ、勃起して射精しているのね──地方の開業医、女医の凜子は一人で医院を切り盛りしていた。問題行動の多い患者や看護師……家に帰ると大学の医局にいたときに患者として知り合った…
生を乞う女
【瀬井隆・著】子供が欲しくてもできない女性たちがすがる「妊活」を生業とする、スピリチュアル・カウンセラーの葵。テレビでも人気の美魔女は、以前、夫婦で通ってきていた男・島田の恨みを買い、凌辱されてしまう。しかし激しく内部を…
無修正な彼女
【深志美由紀・著】杉山真守がAVを嫌いになったのは、恋人の友里奈が「スタイル抜群! 競泳用水着のお股に穴を開けてズッポリ挿入」に出演していることを知ってしまったからだった。ショックでED、引き籠もり──そしてAV嫌いにな…
だから、秘密。
【沙布らぶ・著】「少し痛いくらいがいいんだよね?」絡まった唾液を飲み込んだ茉莉は、ようやく激しいくちづけから解放されて、涙に滲んだ視界でぼんやりと天井を見上げた。「俺も……ちょっとくらい痛い方が好きなんだ」──茉莉は家を…
黒い館
【藍川京・著】「こんな大きなもの……私のオクチには入りません」 男の耳にやっと届く小さな声だった──夫・和孝との満たされない生活が、三十路を迎える結菜に恥ずかしい妄想の日記を綴らせていた。 激しく、恥ずかしく、咎めて欲し…
廃病院の女たち
【瀬井隆・著】内気な草食系男子の歩武が部長を務める大学サークル・リアル脱出型ゲーム同好会に、奇妙な招待状が届いた。「廃病院からの脱出」。彼と三人の女子部員、勝気な三年の彩夏、クールビューティ二年の玲奈、ロリータ一年の美織…
隻脚の天使
【北原童夢・著】1~12話まで完全収録版! 「足を切るなんて、死んでもいやよ。殺してよ。先生……」そう叫んでいた手術台に横たわる安西里美をじっと見下ろす神山里佳子。まだ、男に穢されていない天才チェリストのこの少女にオペの…
メル奴の告白
【館淳一・著】「人妻みゆき編」「女子大生綾乃編」「社長秘書絵里編」完全収録版! メールを介して、相手を調教、馴到する…ブルゴン商事に勤める酒巻春夫はふと耳にしたサイト、「ダーク・ダンジョン」にアクセスしてみた。《ここは女…
花売り剣客
【八神淳一・著】1~3話まで完全収録版! 二十歳の真央はひとり、西国のある藩から江戸へ出てきた由緒ある武家娘だ。藩では兄たちの見よう見まねで、女だてらに剣の腕は立った。しかし、ゆえあって許嫁を斬り捨てて──「花、花はいら…