プロ官能作家集団「与」・著
(佐伯香也子、霧野なぐも、月見ハク、野々原いちご、香坂燈也、内藤みか、乃村寧音、音梨はるか、うかみ綾乃、津村しおり・著)
出版社:株式会社 大航海
配信開始日:2025年12月25日
頁数:615(※1)
価格:1,300円(税込1,182円)
※1 1行36文字頁13行でレイアウトした場合の総頁数です。
あらすじ
プロ作家が「自分の書きたいものを好きなように書く」ことをコンセプトに贈る、他では決して読めない新感覚官能アンソロジー第4号。深み、凄み、切れのある物語にいよいよ引き込まれるワン・ランク上質な官能文藝誌!
「与」メンバーに加え、今回も強力なゲスト執筆陣が健筆、妖筆、艶筆を揮う、愛と欲望と快楽のアンサンブル。深奥を突き刺す書下ろし・11編!!
<目次>
雪割草 霧野なぐも
手伝うこともできたが、なんとなくされるがままになるのが楽しかった。ベルトを外し、ズボンの前をくつろげ、下着に指をかけてズボンと一緒に下ろすゆきの動きを堪能しながら、私は偉そうに仁王立ちになっていた。
始まりのない雪 月見ハク
由香も今ごろは露天風呂を満喫しているだろうか。あらためて、二人で温泉宿に来た背徳感がこみ上げてくる。暗い空の下、彼女も俺と同じようにドキドキしているのだろうか。そもそも今日は最初から俺を熱海へ誘うつもりだったのだろうか。
あなたさえいなければ 野々原いちご
言われてみれば、結花の言う通りだ。少なからず、俊夫の妻が死んだ原因は自分にもある。波恵はその事実に気が付いていなかった。否、気付こうとしなかった。ただ俊夫の妻が死んだことに対する喜びが勝っていたのだ。
BON☆悩空間〈読者投稿〉
ゆきをんなリターンズ 香坂燈也
妖怪といえども所詮は女。野山を駆け巡ってくらす若い男の力にはかなわない。手足を振り回しても巳之吉の分厚い肌がぺち、ぺちと情けない音を立てるばかりだ──
僕の日替わり彼女 内藤みか
僕には月曜日から日曜日まで七人の彼女がいる。彼女、という言いかたは適切ではないかもしれない。正直に言えば、僕にとって七カ所の寝場所がある、ということだ──
スペース・ウォーク 乃村寧音
目を開ける。何も見えない。不安なはずなのだけれどそうでもなくて、どうでも良くて、すうっと自分そのものが消えていった。消滅していくことが気持ちいいだなんて知らなかった──
不適切な昭和のあれこれ 音梨はるか
絶頂を迎えたあと、しばし抱き合ったまま二人で余韻を愉しんだ。団地妻と淫らなことをしたというのに、岡田の心には不思議な思いが去来していた。母ちゃんに抱っこされてる──
『源氏物語』は官能小説である
なのか雪 うかみ綾乃
腰をくねらせ、彼女が志郎を見つめる。キョウコは美貌を歪ませ、懸命に腰をくねり上げ、そのくりりと黒目がちの瞳は、志郎だけを映している。無我夢中で腰を打ち振った。
おんなじ、曖昧な指〈読者投稿〉 山本貫太
彼女は僕の手を放すと腕を交差させ、民族衣装を脱ぎ捨てた。滲むような闇の中で、白い乳房だけがくっきりと輪郭を保っている。髪留めも外し、すべてを捨て去った。
千年に一度の恋 津村しおり
二人の思いが、あらがう力に変わる。するりと入ってきた愛しい人の舌を、透は夢中で受け入れた。あたたかい力が満ちていく。禍月丸のドス黒い念が、透の中に留まっていられなくなる。
星を開く 第3回 佐伯香也子
エリアを自由にすると、タレーは鏡を持ってきてくれた。股間を映してみると、窪みはすっかり開き、内部の粘膜が少し見えている。陰核の包皮の根本が下まで伸びて襞になり──
著者略歴
霧野なぐも(きりのなぐも)─ 二〇二〇年にマドンナメイトから『未亡人とその娘 孕ませダブル調教』でデビュー。TSF、女性優位、未亡人と、なんでも書くし読む作家。最新作はマドンナメイトe文庫「ボッチの僕が恋したアパートの熟女管理人さんがエロすぎて困る」
月見ハク(つきみはく)─ 2022年、フランス書院より『今日もアイツが僕の義母さんを犯しにくる』でデビュー。ノクターンノベルズに掲載していた『クラスで2番目に可愛いボーイッシュ幼馴染』シリーズがヒットし、フランス書院より電子書籍6巻・文庫3巻を刊行。2025年に至るまで、6シリーズ20冊を商業化。漫画原作や支援サイト「ファンティア」などで、純愛から凌辱まで幅広く執筆している。好きな食べ物は酢だこ。
野々原いちご(ののはらいちご)─ 作家・コラムニスト。法政大学文学部地理学科卒。一九八四年三月十二日生まれ。『凌辱と雨、暗闇の猫』(KADOKAWA)、『巨乳吸血鬼サラ~魔性の肉体と永遠の快楽~』(マドンナイメとe文庫)など。
香坂燈也(こうさかとうや)─ 2015年「隣りの独身美母(フランス書院)で長編デビュー。誘惑ものを中心に「隣のタワマン母娘」など陵辱ものも手がける。フランス書院での最新作は「狂った禁絆【溺れ姉弟】」。他にマドンナメイトなど、別ペンネームが無駄に多め。
内藤みか(ないとうみか)─ 作家・脚本家・エッセイスト。著書80冊以上。大学時代に作家デビューして以降、一貫して年下男性との恋愛小説を書き綴る。ケータイ小説『いじわるペニス』などを経て、近年は電子媒体やKindle出版を中心に活動。近著に『5分でクライマックス』『京都 夜の寄り道』『男おいらん』など。ホストや女性用風俗などにも詳しい。 noteフォロワー1万人超。脚本担当ラジオドラマが文化庁芸術祭優秀賞にも。
乃村寧音(のむらねおん〉─ メディアファクトリー「フルール新人賞」佳作受賞後、『誘惑の調べ』(KADOKAWA)でデビュー。ティーンズラブ小説、ライトノベル、官能小説、マンガ原作などを書いています。
主な作品は『わたしのごちそう』(紅文庫)『健やかなる時も、死した後も、花嫁は家具屋を守り続けます』(小学館それいゆ文庫)『素直になれないシンデレラは敏腕社長に溺愛される』(こはく文庫)その他著書多数。
インターネット上では長年「チアーヌ」のハンドルネームで雑文を書いたり詩を書いたりしています。
音梨はるか(おとなしはるか)─ 不適切な昭和生まれ。
ここ一年ほど新刊は出てませんが、フランス書院で書いてます。
ちなみに昭和六十年の阪神優勝時は大学生だったような……。
当時よく横浜スタジアムへ横浜(現DNA)×阪神戦を観に行きました。
うかみ綾乃(うかみあやの)─ 一九九六年、ミュージシャンとしてデビュー。映画、ドラマ、アニメ、映画等にも楽曲を提供。小説家、コラムニスト、役者、箏奏者などとしても活動し、二〇一一年、『指づかい』(幻冬舎アウトロー文庫)で小説家デビュー 。『窓ごしの欲情』(宝島社文庫)で日本官能文庫大賞新人賞を受賞。『蝮の舌(小学館・悦文庫)で第二回団鬼六賞大賞を受賞。同作はフランスでも刊行。代表作は『ドミソラ』(幻冬舎)、『永遠に私を閉じこめて』(講談社文庫)など。映画化作品も多数。『モンブランの女』(監督:高原秀和)〜原作『モンブランを買う男』(Aubebooks)は二〇二一年桃熊賞一位を受賞。近著に『三十年の欲望』(紅文庫)『きらめく波間』(GOT)。現在も小説やコラム、音楽記事等を様々な媒体に寄稿中。
山本貫太(やまもとかんた)─ 一九九六年生。日本大学芸術学部文芸学科卒。卒業論文・作品「ソルター・マーシー」で佳作を受賞。「パッチワーク」で第十八回江古田文学賞佳作、「毛穴」で第十九回江古田文学賞佳作、「執筆用資料・メモ」で第二十回江古田文学賞を受賞。ほか「一回だけで、いいの?」が新鮮小説二○二○年四月号に掲載。「白砂漠のヤバーニ」が特選小説二○二五年一月号に掲載。夢日記を十五年間つけている。
津村しおり(つむらしおり)─ 2020年「青春R18きっぷ みちのく女体めぐりの旅」でデビュー。旅情と乗り物をモチーフにした作品を多く上梓。旅情官能シリーズ「青春R18きっぷ 夜行列車女体めぐりの旅」「青春R18きっぷ 大人の冬休み 女体めぐりの旅」、その他著作に「渚のはいから熟女」などがある。
最新刊は豪華客船を舞台にした「淫嵐客船 悦楽に堕ちる巨乳魔術師たち」。
佐伯香也子(さえきかやこ)─ 高校生の頃から作家になりたいと思い、大学では日本文学を専攻し、サークルも文芸系のものに所属。二○○○年にBL作品で商業デビューするも、掲載誌が休刊。その後ネットで書いていた文章が三和出版関係者の目にとまり、二○○八年より『マニア倶楽部』ほか三和のアダルト雑誌に小説やコラムを執筆するようになる。二○一四年マドンナメイト文庫にて『美人秘書監禁! 甘美な拷問』刊行以来、同文庫を中心に活動。
近著『上流淑女 淫虐のマゾ堕ち調教』(マドンナメイト文庫)『机の下の楽園』(紅文庫)『童貞の僕が夢石のおかげで誰とでもヤレる逆転世界』(マドンナメイトe文庫)
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